9月からノアがキンダーガーテンに入学しました。

日本では幼稚園の年長さんですが、アメリカでは小学校に併設されるキンダーガーテンがあります。

小学校に入る前の準備学年という感じでしょうか。


kinder


以前にも少し書きましたが、現在住んでいるカルバーシティーにあるエルマリーノ小学校(El Marino Language School)に入りました。カルバーシティーが管轄している公立の小学校です。名前から少し推測できるように日本語とスペイン語のバイリンガル教育を実践している学校です。こちらではバイリンガル教育のことをImmersion Programといいます。入学前に日本語かスペイン語のどちらかのクラスを選んで申込みをします。バイリンガル教育をしているというだけでなく、学校自体の教育レベルも高く、大変人気のある学校です。特に永住の日本人は我が家のように、引っ越してでもこの学校に入るという人が少なくありません。


先生はもちろん日本人。クラスは午前と午後に分かれていて1クラス20人の学年全体で40人です。(この他にスペイン語クラスが4クラス) 「起立、気をつけ、礼」に始まり、前習えもします。日本の童謡を先生のピアノ伴奏で歌い、かごめかごめをして遊び、「先生さようなら」でお辞儀をします。日本にいたら普通の小学校ですが、これを全く日本語のバックグラウンドが無いアメリカ人の子供達もやるわけです。40人中に両親ともに日本人は6,7人と言うところ。もちろんハーフの子もいますが日本人が多いなと言う感じではないのです。


アメリカに住んでいて、日本語を話せるわけでもなく日本文化に接したことがあるわけでもないのに自分の子供に日本語を学ばせようと思ったのはどんな理由からなのかとても興味がありました。あるクラスのアメリカ人のママに聞いてみると、2言語以上の言葉を習得することで、さらに他の言語を習得しやすくなる。また脳の刺激になると。でもなんでスペイン語じゃないの?メキシコが近いしスペイン語の方が将来便利なのでは?と聞くと、スペイン語は英語と似ているので大人になってからでも勉強すればすぐ話せるようになるので英語とは全く異なる言語の方が良いと思ったからだそうです。


ほぉーって感じ。

クラスのアメリカ人ママ達はとても教育熱心。子供が日本語クラスに入ったからと自分もアダルトスクールで日本語クラス取っているという人が多い。いやーもう頭が上がりません。外見から人を判断しちゃいけませんが、ロサンゼルスに住んでいるママとは思えないほど地味でシャイな人が多いんです。


話はクラスに戻りますが、先生は1日(3時間)の間は90%日本語で話します。30分位英語の授業があるようですが英語で話しかけられても基本的には先生は日本語。英語があまり得意でない日本人の子は英語のレベル分けをして特別に英語の指導があります。ノアは英語のレベル1~5の間のレベル3。先生いわく英語も日本語もバランスよく話せる方だということです。


ノアは午前クラスなのでお昼には授業はおしまい。その後は小学校内にあるアフタースクールに行きます。ここでは宿題をやったりプレイグラウンドで遊んだり、工作などをします。スペイン語クラスの子達もいるのでここでは完全英語。午前中は日本語、午後は英語とここで両言語をバランスよく使ってくれたらと思ってます。


11月は運動会があります。そう、行事もかなり日本です。浦島太郎の劇やお餅つき大会もあるのです。

学校内である習い事も、太鼓があったり。音楽もリコーダーをしたりするみたい。リコーダーなら教えてあげられそう。というかちょっとまた吹いてみたいな・・・。得意げにノアに吹いて見せちゃいそう。

普通の小学校だったらこうはいかないです。